今やネットやお店で沢山見かけるようになった「お支度ボード」。私がお支度ボードを実際に作って使ってみてわかった簡単な作り方と問題点は何かを紹介します!
またおすすめのテンプレートはどれか、実際に使ってみた子どもの感想とより効果的にお支度ボードを使うにはどうしたらよいかを詳しく紹介したいと思います!
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お支度ボードの作り方
今やネットで市販のお支度ボードが手に入る中、なんで面倒なお支度ボードを作ろうと思ったのか。
それは、我が家が韓国在住で、子どもたちには日本語も韓国語も自然に覚えてほしいという思いから、絵カードに韓国語と日本語を表示させたいがため、やむを得ず自作に踏み切ることにしました。
でもできるだけ簡単に(欲を言えば可愛く)作りたい!ということもあったので、あれこれ探して迷った結果、参考にしたものを紹介したいと思います。
私が作った方法と利用したテンプレート
まずネットでお支度ボードと検索するとズラッと画像が出てきますよね。だいたい見た目が似ているので、こんな感じかなとイメージをしてみます。そしていつも記事で画像編集に使っている「canva(キャンバ)」でお支度ボードが作れることを発見しました。
canva(キャンバ)は無料で画像をおしゃれに編集できちゃう便利なサイトです!まだ使っていなかったらcanvaのホームページから登録できます。
私が使用したのは「イラスト付きお支度ボードの作り方|小学校・幼稚園向け改変可能!」に掲載されていた幼稚園児向けのテンプレートです↓
canvaのお支度ボードのテンプレートには小学生向けもあり、私が当初イメージしていたお支度ボードは以下のようなものでした。
シンプルかつ可愛いデザイン。しかし作りながら4歳の娘には魅力的ではなさそうだなと思ってきたのです。まだ文字が読めないし、絵を見ても違うように解釈してしまいそうだなと感じたからです。ということでサイト内の幼児向けデザインのテンプレートを利用しました。
問題点:どのように「できた」を表すか?
お支度ボードを作りながら疑問がわいてきました。それは、どうやって「できた」を表すのかということ。ネットで検索すると色々な「できた」の方法があって迷ってしまったのです。普通お支度ボードを作る前に決めることなのですが、そんなことを考えずに家にあったもので作成に取り掛かってしまった私。
「できた」の方法には次のような方法がありました。
- マグネットを裏返すと「できた」になる方法
- 「できた」マグネットを項目の上に貼るまたは貼り替える方法
- 「できた」「まだ」の場所を作ってカードまたはマグネットを移動する方法
- できた絵カードは外していく方法
お支度ボードを作り始めた時は、1番上の「マグネットを裏返す」方法で「できた」を表そうと思っていましたが、持っていたマグネットが残念ながら片面マグネットシートでした。そのため急遽計画を変更し、絵カードとできたカードそれぞれにマグネットを付けてラミネートする形になり,大変時間がかかってしまいました。
「できたね」の絵は以下の「ハハハチブンメ」さんのサイトからダウンロードさせていただきました。
私は以下の手順で作成しました。
- 普通印刷用紙にテンプレートの画像を編集して印刷
- 印刷した画像を切り取る
- マグネットを好みの大きさにカット
- カードをA4のラミネートフィルムに並べ、各カードの中央にマグネットを乗せ一気にフィルムで挟む
- フィルムに挟まれたカードをそれぞれ切り取り形を整える
下の完成した画像を見てもわかる通り、紙+ラミネートだと薄っぺらい感じがします。私は手間を省くため、カードとマグネットを一緒にラミネートフィルムで挟んでしまいましたが、マグネットは後付けの方がボードとの間に隙間ができるので使いやすかったかなと少し後悔しました。
結果、私が作ったお支度ボード(もはやお支度カードとできたねカード)は、冷蔵庫にカードを貼り付けて、できた絵カードの上に「できたねカード」を貼るという方式になっちゃいました。
上の画像のようにシール感覚でペタッと上に貼ります。思っていたものとかなり違うお支度ボードの完成です(笑)「あさ」と「よる」の支度で左右に別れていて、上から順番に行います。できたら右側にあるできたねカードを絵カードの上に貼る仕組みです。
若干面倒そうですが,娘はシール貼りが好きなので今のところは大丈夫そうです。飽きてきて使わなくなってきたら、やり方を変えるか作り直そうかと考えています。その時には新しい絵カードも必要になるでしょう。
もっと簡単に作るには?
以上のような方法で実際に作ってみたら、意外と画像やサイズに凝ってしまったり、欲が出てしまったり、無計画な段取りのため3時間もかかってしまいました。私の場合は何となく作ろうと材料も確認せず作り始めてしまったのが、苦労した要因だと考えます。
とにかく手っ取り早くお支度ボードを導入したい場合は、市販のものを買ってやってみるのがいいですよ。
またテンプレートを印刷してボードに貼ればすぐに使うこともできます。その中でここをこうした方がいいなとかあったら、そのボードをアレンジすることもできます。
市販のお支度ボードで気に入ったものが無い場合は、自作する方が早いかもしれません。子供に合った項目を自由に組み合わせられ、追加や変更も自由自在だからです。お支度ボードを作る過程で1番時間がかかるのが、課題項目のカードやマグネットを作ること。
中でも簡単に耐久性のあるカード(マグネット)が作れるだろうなと思った方法が以下の方法です。
- 好みの画像や項目を防水シール用紙に印刷
- シールを両面マグネットに貼る
上の方法はホワイトボードに両面マグネットを使う方法です。マグネットの片面に項目の絵を、裏側には「できた」を表す絵などを貼ります。項目ができたらマグネットを裏返す方式です。また、「できた」を表す絵は、子どもが好きなキャラクターでもいいと思います!
最初からマグネットに絵がついている商品もあります。このようなものを上手く利用すれば簡単にボードを作ることができますね。
でもこれってよく考えたら完全に大人目線なのではないかということに気づきました。そこで「今我が子にはどんなカードや方法が使いやすいのだろう」と考えることも大事。
まだ手先があまり器用でなかったら、ぴったりと貼り付いたマグネットは煩わしく思うかもしれません。小学生だったら抽象的な絵や項目だと物足りなく思うかもしれません。子どもをよく観察して、ちょっと頑張ればできるくらいのものを用意するといいと思われます。
また、お支度ボードはボードという形にしなくてもいいのではないかとも思いました。ネットで紹介されているようなお支度ボードは、コンパクトにA4サイズのボードに収まっているものが沢山あり、場所を取らなくておしゃれにも見えます。
問題点:ボードをどう置くか?
今回作ったお支度ボードを使うのは4歳の娘なので、A4サイズだと小さいかなと感じました。また大きなホワイトボードを置くいい場所が見つからなかったため、悩んだ末私は冷蔵庫の下の方に絵(マグネット)カードを直接貼ることにしました。
【私がホワイトボードに収めなかった理由】
- カードや項目が多くホワイトボードに収まらなかった
- 項目を追加したり変更できるメリットがある
- 使いづらかったら、表の構成をすぐに変えられる
- 飽きて来たり、マンネリしたら「できた」方式を他の方法に変更できる
ボードの置き方には他にもこんな方法があります。見やすく使いやすい位置がいいですね。
- 冷蔵庫に貼る
- マグネットの絵カード使用
- マスキングテープで表を作ってみてもGOOD
- ホワイトボード
- マグネットの絵カード使用
- ボードは壁に掛けるor冷蔵庫に貼るor立て掛ける
- コルクボードや壁
- 絵カードを紐で吊り下げる方式もあり
- マジックテープでカード類を貼るのが安全で簡単、使いやすい
このようにまずは完成したボードをイメージすることから始めれば作成がスムーズに行きます。私のように時間がかかって苦労しないように、次の手順を参考にしてくださいね。
- どんな「できた」方式のボードにするか決定
- 作成するボードの大きさや置く位置を確認
- 項目(絵カードの内容)を決める
- 必要な材料をそろえる
- 画像を用意する(手書きの場合は描く)
- 印刷用紙に画像を印刷しカード類を作成
- ボードに取り付けて完成
このように完成後のイメージをしっかり作ることで失敗や手間を防げると思います。
子供の反応は?
やっとのことで完成して置いた時、娘は興味深々に「これな~に?」と聞いてきました。私はシメシメと思わんばかりにお支度ボードの説明を始めました。4歳児なので、できるだけ分かりやすくを心掛けました。まだ文字がわからないので、絵を見て分からないものを教えたり、いつやるものなのかなどを話しながら、まずは一緒にやってみました。
次の日からは自分でせっせとできたねカードを貼るために一生懸命自分でやろうと動いていました。時々寄り道をしながらも、やることが見えているので忘れても思い出すようです。
しばらく経つと、順序を入れ替えたり、朝と夜のカードをごちゃまぜにしたり、おままごとにカードが使われたりしていました。やはり私の予想とは違った使い方をするものですね。
実は5歳上の長男が6歳の時にもお支度カードを作ってやってみたことがあります。長男の場合は毎日楽しんでやってくれて見事に自分から進んで身支度をするようになり、私も朝の準備がスムーズになり助かりました。
ところが1年ほど使用したところで、当時1歳半頃の娘のいたずらでカードがボロボロになり処分しました。幸いその頃には長男は言わなくても身支度ができるようになっていました。なので次は娘の番です。
娘はやることを毎回言ってあげたり一緒に手伝ってあげることがまだ多いのです。そんな娘が、身支度を自分から一人でできるようになったらと思い手作りしたわけです。お支度ボードを作ってからまだ1週間ですが、次に何をしたらいいのかが見えるので時間はかかりますが動いてくれます。
最終的には身支度や準備が習慣となり、お支度ボードが無くても自分で動いて生活できるようになったらいいなと思っています。
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効果的に使うためには?
どんなおもちゃや教材も同じだと思いますが、使うその子に合ったものを使うのが効果的なのではないかと感じます。そこで気を付けたい点があります。
- 子どもに合った「できた」のやり方かどうか:子どもが自分でできる方法を選ぶ
- 絵はわかりやすいものか:字が読めない子には特に注意する
- マグネットやカードの大きさ、置く位置が合っているかどうか:子どもが扱える使いやすさを重視する
- 項目は適当かどうか:子どもと一緒に決めてもよい
- やる気が出るような魅力的なものかどうか:好きな色やキャラクターを取り入れてもGOOD
基本的な生活習慣を身につける=自分のことを自分でできるようにするという目的で、たくさんの人がお支度ボードを取り入れていますよね。特に朝はボーッとしてしまいがちで、お母さんが時間との戦いで子どもたちを急かして怒ることが多いかと思います。私もその一人です。
朝からお母さんが怒り散らかしていては、1日の始まりが気分悪いですよね。子どもが生活習慣を自分で全てできるようになるまでには、時間がかかりますし見守る親の忍耐力も必要だと思います。でも1度身についてしまえば、その後子どもも親もイライラすることのない時間を過ごせるのではないかと感じます。
お支度ボードは1度作って終わりではなく、子どもの成長に合わせてアップデートしていく必要もあると思っています。自分でやるには億劫なこと(小学生だったら宿題など)は、お支度ボードのようなシステムを作ってしまえば、思っていたよりも簡単に取り組んでくれるのではないかと思います。
これからお支度ボードを取り入れようと考えていたら、ぜひ私の失敗を参考にしてあなたの子どもに合った素敵なボードを作成してみてくださいね。
お支度ボードのまとめ
以上お支度ボードの作り方と問題点、そして幼稚園児が使った感想と効果的な使い方について紹介しましたが、いかがでしたか?
私が思い立ちで無計画に作ってしまったお支度ボードでも、一応娘はやるべきことをこなし動いてくれるようになりました。次回作り直す時は、その時の子どもに合った方法を先に決めてから、材料などもしっかり準備し作成したいと思います。
ネットには無料のテンプレートやイラストが沢山あるので、あなたのお気に入りのお支度ボードを自由に作ることができます。市販のものもアレンジできるものもあるのでぜひ活用してみるといいですね。
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