韓国のマニアックでレトロな観光列車S-train!乗った感想と魅力とは?

韓国旅行で韓国の列車に乗ったことはありますか?韓国の列車というとフランスのTGVの技術を導入して作った韓国のKTXなら知っているという方も多いのではないでしょうか。KTXは日本の新幹線のように大都市を時速約300キロで結ぶ高速鉄道です。

その他にも海沿いを走る海列車やDMZ(非武装地帯)に向かう平和列車DMZ列車、走る地域や特徴によってアルファベットで名前が付いているO、V、S、G、A-trainなどがあります。

その中でも今回は韓国の南部を走るS-Trainを利用しての感想と、S-trainとは一体どんな列車なのかを詳しく紹介します!


韓国の観光列車S-trainとは?

S-trainとは南道海洋列車のことで、アルファベットのSは曲線の模様をした慶全線と、リアス式海岸である曲がりくねった南海岸を表しています。また海’Sea’と南’South’のSも含まれています。

では、S-trainは韓国の一体どこを走っているのでしょう?下の画像が韓国の地図で、S-trainの走っている路線です。

S-trainが走っている路線。青はソウル〜ヨスエクスポ間、オレンジはプサン〜ポソン間を走る。

S-trainには上の図の青い線のソウル駅〜ヨスエクスポ駅、オレンジの線のプサン駅〜ポソン駅の2つの路線があります。

青い線のソウル駅から終点のヨスエクスポ駅に行く場合は、同じ路線をKTX(約3時間)でも行けますが、ゆっくり走るS-trainに乗ると約4時間40分かかります。ちなみにKTXはソウル駅ではなく次の駅のヨンサン(龍山)駅から乗ることができます。

また、オレンジの線のプサン駅からポソン駅間のS-trainは、リアス式海岸沿いを走るのでよりS-trainらしいコースと言えるかもしれないですね。プサン駅からポソン駅間は約3時間30分です。

S-trainは水曜日から日曜日の運行なので、月曜と火曜にこの路線を利用したい場合はS-trainではなくKTXや一般列車のムグンファ号やセマウル号などを利用します。旅行の計画をするときは注意してくださいね。

時刻表はこちらからダウンロードできます。参考にしてみてください。→S−train 日本語時刻表(2019.1.1~

また韓国鉄道公社のサイトでは韓国語ですが最新の時刻表を確認できます。このページにはKORAIL(韓国鉄道公社)で運行している列車の時刻表が載っていますが、S-trainの時刻表は、관광열차(観光列車)→다운로드(ダウンロード)→ S-trainで確認することができます。

チケットの料金は以下のようになっています。満5歳以下の子供は無料で乗車できますが、席を確保する場合は子供料金で購入します。

ソウル⇔ヨスエクスポ プサン⇔ポソン
41,400₩(大人 約3,660円)
20,700₩(子供満6〜満12歳 約1,830円)
27,500₩(大人 約2,430円)
15,500₩(子供満6〜満12歳 約1,370円)

またS−trainには普通の座席だけでなく、4人で1セットの家族席や2人で1セットのカップル席などの特別な座席があります。4人座れる家族席は大人3人の料金と同じなので、大人4人や子どもがいる家族の場合はこちらの方がお得かもしれないですね。また座席が向かい合っていて、真ん中にテーブルがあるので、お弁当などを食べながら車中を楽しむことができます。

S-trainの外観と客室の特徴

まずS-trainの外観から見ていきましょう。よく見るとS−trainは、先頭車が客車を牽引して走るディーゼル機関車なのです。そのため駅のホームに降りると若干ガソリンの匂いが漂っていました。また、この列車は1980年から使われている車両のため、カラフルに塗装されていてもかなり年季の入っている列車だなと感じました。

正面からの姿。

引用元:Let’s Korail 観光列車

先頭部分には、この列車のコンセプトでもある「亀甲船」の絵が描かれています。亀甲船とは、南道の出身である韓国の英雄イ・スンシン(李舜臣)が乗っていたとされる軍艦です。亀甲船は全体的に亀のような形をしていて、前後側面に複数の銃口があり前方は龍の頭が付いているという特徴のため、列車の正面には龍の絵が描かれています。

スンチョン駅にて撮影。どこか和風らしくも見えるデザイン。

機関車の側面部分は、韓国伝統家具の蝶番文様をデザインしたということです。

先頭車が亀甲船の塗装がされていない普通の機関車の時もあった

S-trainは亀甲船の他に南道を代表する藍色と椿の花もテーマにしており客室のデザインに使用されています。

客車は海をイメージさせるような青いデザイン。

客席車両は、海をイメージした爽やかなデザインですね。乗っているとわかりませんが、山々に囲まれた緑の景色の中にこの青い列車が走っていると際立って綺麗でしょうね!

車内はどうなっているのか?

では気になる車両内を紹介します。まずS-trainの車両は全部で5つ。それぞれテーマがあり座席構成も異なっています。

1号車:ヒーリング席

1号車の天井は鶴の絵が描いてありゴージャスな感じ

一般席64席とカフェのように外を眺めながら座れる展望席4席の車両です。展望席はベンチに4人座れるサービス席のため、空いていたら自由に座ることができる場所です。

自由に座れる展望席

また、展望席にはテーブルも付いていて外を眺めながら食事をすることもできるので、休日に乗った時は常に誰かが座っていて、おしゃべりや食事を楽しんでいました。

S-train自体は韓国の一般列車ムグンファ号と似ていて古いですが、車内に入ると座席シートのデザインが鮮やかな赤い椿で可愛らしく、床のカーペットは波の模様が描かれていて明るく観光列車らしい客席という印象でした。

一般席はムグンファ号の座席よりもやや広いと感じた

S-trainの一般席は、KTXの座席と違い、横並びの2席を回転をさせて向きを変えることができます。そのため4人で乗る場合は前後で席を予約し、乗車したら前の2席を後ろに回転させて、4席をボックスシートのように向かい合わせることが出来て便利です。

またKTXのようにスタイリッシュではありませんが、一般席の下の方を見るとコンセントが設置されているので、スマホの充電などに利用できます。

2号車:家族室

一般席40席と家族席28席の車両です。家族席はボックスシートのように、4席が1セットになっていて真ん中にテーブルがあります。見た目はファミレスのソファー席といった感じです。

家族席

私たち家族が初めてS-trainに乗った時は、家族席を利用しました。思っていたよりテーブルが広く、持ち込んだお弁当を広げて車窓を楽しみながらゆっくりと食べることができました。

子どもたちはお絵描きをしたり動画を見たりなどできてカフェでくつろいでいるように過ごせました。友人や家族と楽しく飲みながら、おしゃべりをして過ごしたいという方には、家族席がおすすめです!

また家族席のすぐ隣には授乳室もあるので、小さな子どもと乗車する場合はこの車両で座席を予約すると便利です。

ただ難点が一つ、この家族席の椅子は固定されているので、一般席よりも硬く背中が倒せないため長時間乗っていると疲れるということです。私は少し寝たいなと思った時に、背中が直角だったのでテーブルでうつぶして休むしかありませんでした。ゆっくり背中を倒して休んで過ごしたいという方は、背中を倒せて足を伸ばせる一般席を予約した方がいいと思います。

3号車:カフェ室

この車両はカップル席8席、食堂席22席、カフェ席14席で構成されています。カフェの車両に入ると、壁に韓国の昔の雑誌や漫画、映画などのポスターが貼ってありレトロな雰囲気に一変します。S-trainで1番人気のある空間はこの車両です。

パーティションで分けられている奥の座席は、カップル席。手前は食堂席。

カップル席は家族席のようにテーブルがあり、パーティションで囲まれているので居酒屋の半個室のような座席だなと感じました。カップル席の壁には昔のLP版やアルバムカバーが飾られています。

カフェ席のカップル席側から撮った写真

しかしカフェ車両を通り過ぎる乗客たちが珍しい座席のため覗いたり、写真撮ったりしているので、カップル席では落ち着いて過ごせなさそうだなと思いました。

右側の仕切り部分が黒板の写真になっていて、「6ー4先生 愛しています」左下には「騒いでる人キム・ヒョンテ」とあえてこのような落書きがしてあり面白い。

カフェ車両に行ってみると、なんと暇そうにスマホを見ている乗務員が1人カフェ席に座っていました。休日や祝日に乗ると、たくさんの人がここで食事をしたり、おやつを食べながらおしゃべりをしたり、レトログッズで遊んでいる人がいたりして賑わっています。

私たちが平日に乗車した時、カフェ車で販売しているものはないとのことで残念でした。ちなみに大勢の人が利用するお盆のチュソクや旧正月のソルラルに利用した時も食べ物や飲み物の販売はありませんでした。ムグンファ号にはお菓子や飲み物の自販機がありますが、S-trainにはそのようなものもありません。

やはりS-trainに乗る時は、食べ物や飲み物を駅などで購入してから乗ることをおすすめします。

しかし、乗務員が子どものためにS-trainの塗り絵を持ってきてくれたので、子どもたちは食堂席でしばらく塗り絵をしたり、置いてあったレトログッズやポスターなどを眺めたりして過ごしました。

S-trainでもらえた塗り絵。

カフェ室を通り過ぎる他の乗客たちも、レトログッズに興奮して写真を撮ったり、置いてある本を見たりしていました。

昔の制服を着て写真を撮れるスポットがある。

この車両の1/3のスペースは、上の写真のような韓国の昔の学生服を着て写真を撮るゾーンがあったり、伝統遊びのこま回しや床に描かれている「サバンチギ(石蹴り遊び)」で遊んだりするスペースがありました。ここを通ったら思わず懐かしい遊びに夢中になってしまいます。

左は駒回し、右は石蹴り遊びができる

この車両では、韓国映画に出てくるような韓国の懐かしい雰囲気、韓国のいわゆる「7080年代(50~60代)」と言われる方達の青春時代の雰囲気を味わうことができ、写真を撮りたくなるようなグッズがあるので楽しめました。

4号車:茶礼室

こちらは一般席36席と車椅子席、茶礼席22席ある車両です。この車両に入ると、まず目に入る韓国らしいデザインの天井と茶礼席に魅了され、通り過ぎる乗客は皆思い思いに座ったり写真を撮ったりしていました。

韓国伝統の韓屋をデザインした天井。

以前はこの茶礼席で韓国伝統の茶礼を体験できたそうだが、現在はくつろぎのスペースとなっている。

私たちはこの茶礼席のすぐ前の一般席を利用したことがあります。観光列車に乗る時はいつもお弁当やおやつを買ってから乗るので、列車が動き始めたらいつも食事から始まります。一般席だとテーブルが無いので、この車両を利用した時は、茶礼席に移動して食事をしました。足を伸ばすことができるので、ついつい寝転がりたくなってしまいます。

テーブルの下は掘りごたつのように足を下ろせるようになっています。脱いだ靴は床下の収納スペースに仕舞えるようになっていました。この茶礼席の部分は指定席ではないので、空いていたら自由に利用できるスペースです。中にはこの座席で横になって寝ている方もいて、まるで旅館でくつろいでいるかのような感覚になりました。

5号車:イベント室

5号車はイベント室なのですが、他の車両と同じような一般席が42席あります。こちらは団体客がレクリエーションなどに利用できる特別な車両です。車両の後ろ部分に広いスペースがあって、そこに荷物を置いたり人が集まって活動したりできるようになっています。貸し切りでない時は普通の一般席で1号車と同じような感じです。

特に4号車と5号車の間に、9台の自転車を固定できるスペースがあるのが特徴的でした。

自転車を固定するスペース

プサン発のS-trainに乗りしばらくして窓の外を見ると、列車の走る線路と平行に自転車の道があるのに気づきました。

車窓から見える自転車の道

上の写真のように自転車の道は綺麗に整備されていて、ずっと眺めていると自転車をスポーツとして楽しんでいる人たちがこの道を走っているのが見えました。S-trainに乗って自転車旅行を楽しむという人たちも沢山いるようです。

S-trainのここが気に入った!

韓国の列車は日本に比べると古いものが多く、日本だったら鉄道博物館に展示されていそうなくらいレトロな車両が走っているなと感じます。S-trainもそのような列車の1つで、こんなレトロな列車が動いていてしかも乗れるなんてすごいな!と思ってしまいました。

駅に入ってきた列車を初めて見た時は、あまりにも古く重たそうに走っていたので大丈夫かなと心配になりました。しかし、S-trainは車体がカラフルにデザインされていて、内装が観光列車らしく細かい所まで塗装されているので古さがそれほど気になりませんでした。

またトイレや待合室が、普通列車のムグンファ号やセマウル号に比べると広く、赤紫の花柄模様の壁が意外とオシャレで素敵な空間でした。

車両間にある待合室と化粧室

車両間にあるただのトイレですが、若い女性客が自撮りしていたり、記念写真を撮るカップルがいたりと密かに人気のあるフォトゾーンなのかなと思います。

S-trainで私が1番気に入った点は、車内に季節に合わせた音楽が流れているということです。春に乗った時は、ハドン、スンチョン、クレグ方面でサンシュユ祭りや桜祭りが開催されるため、多くの乗客が花見のために乗車していました。その時期はひたすら春のK-POPが流れていて、もう列車の中から観光している気分になり楽しかったです。

S-trainは観光列車ということで、乗客の多くはテンションが高く、結構列車内を行ったり来たりして見学していたり、写真を撮っている人たちが沢山いて車内は賑わっています。そのため、子どもたちが多少大きな声を出してもあまり目立たず、遊ぶスペースがあるので飽きずに車中を過ごせる列車だなと思いました。

また授乳室がある事やカフェ室でもらえる塗り絵があるのも子連れに助かるのでいいなと感じました。

残念な点は、カフェ車両はあるのに食べ物やコーヒーなどの販売がないという点です。以前は飲み物の販売をしていたということですが、2019年現在乗車した際に乗務員に聞いたところ、販売しているものはないとのことでした。なのであらかじめ食べ物や飲み物は駅などで買ってから乗車した方がいいですね。

S-trainに乗る方法は?

なぜ私がこの列車を利用しているのかというと、スンチョン、クレグ方面に親戚が住んでいるからです。現在私はプサンに住んでいますが、ソウルに住んでいた時はS-trainを利用せずに早くスンチョンまで行けるKTXに乗っていました。

しかし、プサンに引っ越してからは車以外でプサン方面からスンチョンへ直接行ける方法がありませんでした。そこで電車好きな息子のために電車で行く方法を調べていたところS-trainがあることを知りました。

普通の電車やバスを乗り換えしても行けるのですが、プサンから全羅南道へ直接行く手段は少ないように思われます。そのせいか、S-trainは毎週水曜から日曜日の運行なので、お花見や紅葉、夏休みなどのシーズンは週末や祝日は満席で、あらかじめ予約をしないと乗車するのは難しいと言われています。

S-trainのチケットを購入する方法は、駅の窓口で直接購入するか、Let’s Korail ホームページで購入するかの2つがあります。ホームページで予約する場合は、非会員でも購入は可能ですが、会員登録すると割引乗車券を購入することができます。

まずLet’s Korailのホームページを開くと上の画像のような画面になるので、赤丸で囲った「관광열차(観光列車)」の下にある「S-train 소개(S-train紹介)」をクリックします。

すると、上の画面に移るので、S-trainの乗車券は赤丸で囲った「승차권 발매(乗車券発売)」をクリックするとチケットの予約画面に移ります。

モバイルからは「コレールトーク(코레일톡+)」というアプリから韓国鉄道の各列車のチケットを買うことができます。こちらでチケットを購入するとモバイル乗車券が発行されます。また言語を日本語に切り替えることができるアプリなので利用しやすいです。

코레일톡+

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注意しなければならないのは、韓国のお盆であるチュソク(秋夕)や旧正月のソルラルの時期はチケットを取ることが難しく、運行時間などが制限されるということです。その他の時期は比較的簡単にチケットを購入できます。

観光列車乗り放題のオーレールパス

韓国を列車で観光する時に便利な乗車券で、「オーレールパス(Oh! Rail Pass)」というものがあります。

オーレールパスで利用できる観光列車は全部で6種類あり路線は7つです。赤い路線の平和観光列車「DMZtrain」、紫の路線の旌膳アリラン列車「A-train」、水色の路線の白頭大幹峡谷列車「V-train」、黄緑の路線の中部内陸観光列車「O-train」、黄色の路線の西海金光列車「G-train 」、青の路線の南道海洋列車「S-train」となります。

チケットは、国籍問わず誰でも購入できます。ただし、販売はオンラインのみで「KORAIL韓国観光開発ホームページ」、モバイルではこちらから購入できます。また、このパスは曜日関係なく利用できますが、それぞれの列車の運行日が異なるので、あらかじめ列車の運行日に乗車できるよう計画を立てた方が良いかもしれません。ちなみにO,V-trainは月曜日、その他は月、火曜日が運休です。

オーレールパスには3日券と5日券の2種類があります。料金は3日券大人49,000₩(約4,300円)、子供29,000₩(約2,500円)で、5日券大人69,000₩(約6,100円)、子供49,000₩(約4,300円)です。子供は満6歳~12歳で満5歳以下は無料で乗れます。

予約する場合、利用する日付を指定して買うのですが、日付を指定できるのは予約する日の4日後からになります。利用指定日から30日以内が有効期限となるので購入の際は余裕を持って買う必要があります。また4日前からキャンセル料もかかってくるので買う時は注意しましょう。

詳しくはKORAIL韓国観光開発ホームページより確認してみてくださいね。

私はまだオーレールパスを利用したことはないですが、乗り放題でこの価格はかなりお得だと思います。子どもがもう少し大きくなったらこのパスで韓国周遊も楽しめるのではないかと考えています。ソウル観光に飽きてしまったり地方に行ってみたいという方は、このパスがあれば簡単に韓国の地方観光を楽しむことができますよ。

まとめ

今回は南道海洋列車「S-train」を詳しく紹介しましたが、いかがでしたか?韓国南部には日本人にもなじみのあるビビンパで有名な全州を始め、リアス式海岸に浮かぶ島々、2012年に万博が開かれたヨスなど自然が豊かで食べ物も美味しい南部には魅力的な観光地がたくさんあります。

私は10年以上韓国に住んでいますが、ほとんどをソウルで過ごしていたため、まだまだ知らない韓国の観光地があるなと感じています。

日本の列車に比べると、韓国の列車は不便な点もありますが10年前には無かった観光列車が走るようになっているのですから、これからはもっとユニークに快適になっていくだろうと考えています。

もしあなたが韓国のありふれたツアーや観光に飽きてしまったら、観光列車に乗って地方に行ってみてはいかがでしょうか。海外で旅をするという感じが味わえるかもしれないですよ。


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