プデュで急増中の応援広告とは?個人で推しの広告を出す方法!

都内や地方の駅で突如急増した「応援広告」。その広告に載っているのは、売れっ子芸能人ではなくまだデビューしていない子たち。急増した理由は、IZ*ONEを輩出した韓国の人気アイドルオーディション番組「PRODUCE○○」シリーズの日本版「PRODUCE 101 JAPAN」。

101人のアイドル練習生が競い合い、国民プロデューサーという視聴者の投票によって選ばれた11人が「JO1」としてデビューしますね。かつて前例のなかった応援広告って何なのか、そして応援広告を出す方法を紹介します!


プデュの応援広告って何?

まず、応援広告というものが日本に現れたきっかけは、「PRODUCE 101 JAPAN」という番組。宮崎咲良ら日本人メンバー3人がいる「IZ*ONE」が誕生した韓国のオーディション番組「PRODUCE」シリーズの日本版です。

韓国ではこのシリーズ番組のオーディションが3シリーズ行われ、視聴者投票で選ばれたまさに国民がプロデュースしたグループが生まれ話題になりました。そしてデビューしたグループはデビューと同時に音楽チャート1位、活動期間が終わって解散してからも人気のあるメンバーは活躍し続けています。

日本版「PRODUCE 101 JAPAN」でデビューが決まった11人のメンバーは「JO1オフィシャルサイト」から確認できます!!

国民が投票するわけですから、これはもう選挙と同じくらい盛り上がるわけです。私は現在韓国在住ですが、毎回この「PRODUCE」シリーズが始まると、地下鉄の駅や地下鉄車内、バス等にたくさんの「応援広告」が目立つようになります。韓国の「PRODUCE」シリーズでは、番組による投票操作などで問題がありますが…日本では大丈夫だと信じたいですね。

韓国でもこの番組が始まった頃からファンによる応援広告が目立つようになったなと感じました。やはり、視聴者による投票なので、番組を見ていない人や関心のない人にも知ってもらえるようにというのと、何よりもファンが応援しているから頑張って!という声がその広告を見ると聞こえてくる気がします。

日本では応援しているアイドル練習生のことを「推しMEN」と呼んでいますね。応援広告は自分の好きな推しMENを応援するために、事務所や運営会社とは関係なく推しMENのファンが有志で出しているものです。

まさにファンの応援する気持ちや声がこもったメッセージなのです。応援広告を見ると、ファンの方の愛情を感じますよね。やっぱり応援されている推しMEN本人が見たら1番嬉しいでしょう。この番組に出ている練習生の夢に向かって頑張っている姿を見ると、こちらが勇気や元気をもらいますね。

応援広告を個人で出す方法

韓国では日本ほど肖像権などに厳しくないと思われることから、電車の小さな広告から駅構内の大きな広告まで、応援広告をよく見かけます。韓国は日本より融通が利くので広告も出しやすいのだと考えられます。では、肖像権に厳しいと言われる日本ではどのように応援広告を出しているのでしょうか。

今回駅などで見かける応援広告には、推しMENの画像が使われていますね。それは、「PRODUCE 101 JAPAN」が練習生のプロフィール画像を提供しているからです。番組が提供する公式画像のみ応援広告に利用することができます。

ただし、その画像の修正や編集は不可で提供された画像をそのまま使うことなどが条件となっています。また、費用が発生するような広告などは運営事務局へメッセージで概要を伝えておかなければなりません。詳しい規定は「推しMENを応援するにあたってのお知らせ」を見てみてくださいね。

応援広告と言っても種類は多く、駅や車両などのオフライン広告だけでなくインスタやツイッターなどに表示させるものもあります。初心者でも簡単。Instagram広告の出し方を図解つきで徹底解説を見てみる

まず、駅などに応援広告を出すには費用や制作に負担がかかるのでファン同士で有志を募ります。バス広告では個人からの広告以来は受けていないという会社もあるため、費用軽減するためにもファン同士で団体を作ることをおすすめします。

韓国では地下鉄駅の壁一面にどーんと応援広告があるくらい大きなサイズのものもありますが、日本の渋谷駅や新宿駅でそのようなサイズの広告を出すには、場所によりますが何と7日で140万円するそう!

同じくバス会社も1か月の掲載で100万円。しかも広告制作に3~4か月かかるそうで、これでは発注して掲載される頃には番組終わってしまいますね。

サバイバルオーディションなので推しMENがいつ落ちてしまうかわからないため、応援広告の場合は早く掲載してくれる会社にお願いする必要があります。そんな中いいなって思ったのが下の画像の宣伝トラック!

この広告トラックは格安広告宣伝カー「ADOO」という会社です。印刷や張替えが必要のないデザインデータだから低コスト、トラックに複数の広告を流すことができる広告トラックです。実際に広告を出されたNakoさんによると、この広告会社に電話してから22日で実現したということです。

日本で応援広告の前例のない中、推しMENを応援する熱意に感動したADOO社長。その時のやり取りと実際に走ったトラックの様子がADOOのブログに載っています。

また、今回の「PRODUCE 101 JAPAN」ではファンによる日プ練習生応援委員会という推しMENを応援するファンが集まった団体も結成されました。この団体に集まったファンたちが練習生の広報をするために協力し、駅の広告掲載を実現しています。

応援グッズなどのパネルやバッチなども、番組の公式プロフィールにある画像を使えるので、ファンが独自に作成し、応援する際に使用したり宣伝のために配ったりもしているそうです。今はコンビニなどで大きなパネルも印刷できるので、ファン自身でこういったグッズも作ったりできるのです。

そうして日本全国に広まって掲載された応援広告。日本のプロデュース101の様子から感じたことは、広告を見に行くファンが周りの人の迷惑にならないように配慮している点が日本らしいなと思いました。推しMENもファンも、プデュに関心のない人も皆が気持ちよく過ごせるように、そんな配慮がやっぱり素敵だなと思います。

応援広告のまとめ

プデュ「PRODUCE 101 JAPAN」で急増した応援広告と応援広告を出す方法について紹介しましたがいかがでしたか?

韓国では練習生も含め、アイドルや推しMENの誕生日の時期にも「お祝い広告」という形で出ているのをよく見かけます。日本でもファンが応援するアイドルの誕生日に「おめでとう広告」なるものが増えることでしょう。

ファンの結束力って本当に偉大だなって思います。これは国籍関係なく、推しMENを応援したい、夢を叶えてほしいという気持ちから生まれるもの。頑張っている人を応援する広告は見ていてとても気持ちがいいですね。これから日本でもファンによる応援やお祝い広告は増えるのではないかと思われます。


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