インフルエンザを予防する食べ物はレンコンや納豆か?効果的な予防法はこれ!

今年のインフルエンザは例年より2週間も早く流行しているそうです。予防接種をすることも有効的な対策ですが、風邪や感染症を予防するには普段から免疫力の高い体を作っておくことが大切ですよね。

そこで今回はインフルエンザの予防にいい食べ物は何か、昔から言われているレンコンや納豆は本当に効果があるのか、そして医者もおすすめするインフルエンザ予防に効く食べ物を紹介します!インフルエンザにかからないようぜひ参考にして予防してくださいね。


インフルエンザを予防するには?

インフルエンザを予防するには何が大事なのでしょうか?食べ物で栄養を取ることも大事ですが、それ以前にウイルスを体に侵入させないように対策することも大切です!

主なインフルエンザの予防対策

  • ワクチンの予防接種を受ける
  • ストレスを溜めない
  • しっかりと休養する
  • バランスの良い食生活
  • 体を冷やさない
  • 手洗いうがい
  • 加湿し湿度を50~60%に保つ
  • 空気清浄機を使う
  • マスクを着用する

残念ながらうがいやマスクでの予防はあまり期待できないと言われています。1番大事なのは手洗い。もしウイルスが手についていたら、その手で口や鼻を触ると体内に侵入してくる可能性が高いので、顔を触る習慣がある人は意識して触らないようにしましょう。

また室内の湿度が低いと、ウイルスが空気中に浮遊し感染しやすい環境になります。そのため、室内は常に加湿し適度な湿度を保つことも重要です。また学校や会社など人の多い場所にいる場合、ウイルスを持った人の咳で感染しやすくなるので、マスクすることも効果的。

ただし、ウイルスの付着したマスクを長時間使うと鼻や手に触れてウイルスが侵入してしまう可能性もあるので、使い捨てのマスクを使用しこまめに交換するとよいです。

たとえウイルスが体内に入ってしまっても、自分の体がウイルスに抵抗し打ち勝ってくれる強い体を作っておけば苦労しませんよね?そんな免疫力の高い体づくりのために、何を食べるかは大変重要なことです。

インフルエンザの予防に良いというと、よくレンコンや納豆などがあげられていますが、それらはなぜ予防するのにいいと言われているのでしょうか?

なぜレンコンや納豆がいいのか?

そもそもインフルエンザに限らず病気にならないためには、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など様々な栄養素をバランス良く摂取することが大切なんです。しかしながら直接インフルエンザに効く栄養素というものはありません。

そのため、「バランスの良い栄養素を摂取して、免疫力の高い健康な体を作ること」が予防対策として挙げられます。

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インフルエンザの予防として大事な栄養素や成分は以下です。

  • たんぱく質
  • 食物繊維
  • ミネラル
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンB2
  • 乳酸菌
  • カルシウム

人の免疫細胞の約70%は腸に集中しているといわれます。腸は最大の免疫器官免疫力を高めるには、腸に良い食事を摂ることが大事なのです。では腸に良い食べ物って何でしょうか?

腸の動きを良くする食物繊維、腸内環境を整える発酵食品です。だから「納豆」と言われるワケです!納豆は代表的な発酵食品ですし、食物繊維も豊富な食べ物です。その他キムチもありますね。

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私は現在韓国在住ですが、韓国人は保育園や幼稚園の給食から普通に辛いキムチが毎日出るんですよ。食事にはキムチが欠かせないので、免疫力を高めるのに役立っているのですね。最近では納豆も韓国のスーパーに増えていますが、日本の納豆ほど安価ではないため毎日食べるのは難しいですね。

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その点、日本では納豆が安く種類も豊富。日本に住んでいた頃は当たり前の環境だと思っていましたが、他の国では納豆は高価で貴重なため毎日とはいきませんね。他にも漬物や味噌汁などの和食がやはり健康にはいいので、風邪を引きやすいなと思っていたらぜひ和食を食べることをおすすめします。

同じく食物繊維が多い「レンコン」は、昔から「薬の代わりにレンコン汁」と言われるくらい優れた食材なのです。風邪予防と回復に必要なビタミンCがレモンの1.5倍も含まれており、ポリフェノールの一種タンニンによって消炎や鼻血を抑える作用があります。抗酸化作用もあり美容にもいいんです。

喉が痛い、鼻詰まりがひどい時にレンコンの絞り汁やレンコン湯を飲むと、喉の炎症を和らげ鼻の通りを良くしてくれるという即効性のある食べ物なのです。鼻づまりや痰が絡んだ時には、ぜひレンコン湯を飲んでその効果を実感してみるとよいでしょう。

皮ごと入ったレンコン粉がより効果的↓

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ということで、「レンコン」や「納豆」が体の免疫力を高めるのに効果的な食べ物のひとつであることは本当ですね。もちろん風邪だけでなくインフルエンザの予防にも普段から取るべき食べ物であることには違いないと考えられます。では他にはどんな食べ物があるのでしょうか?

インフルエンザを予防できる食べ物はこれ!

以前テレビ東京で放送された「ソクラテスのため息」でインフルエンザの特集がされていました。この番組では、医師がおすすめするインフルエンザの予防に良い食べ物を紹介していました。この番組で紹介されたものとそれ以外のおすすめの食べ物を挙げていきます。

緑茶

緑茶に含まれる「カテキン」は抗ウイルス作用があることは有名です。医師によると、うがいをするよりも緑茶を飲んだ方が有効的とも言っていました。

さらに、緑茶にはリラックス効果もあるんだそうです。確かに、緑茶を飲むと「ほっ」と落ち着きリラックスできるなと思っていました。特に温かい緑茶を飲むと体が温まりよりリラックス感を感じますね。

インフルエンザを予防するためには、緑茶は温かいものを少しずつこまめに飲むこと。寒い冬はコーヒーや紅茶ではなく、緑茶を飲んでインフルエンザを予防するべきですね。

スティックの緑茶でこまめにカテキン補給↓

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おでん

なんと冬の風物詩とも言える「おでん」がインフルエンザを予防するとのこと。それは一体なぜでしょうか?

体の70%の免疫細胞が集中している最大の免疫器官が腸でしたね。腸は寒暖差が大きいと痛み、腸が痛むとウイルスと戦えないのです。おでんの良い点は、インフルエンザの予防に欠かせない栄養素や成分を含む食材が入っているため、色々な栄養素をバランスよく取りやすいという点です。

おでんの中で医師がおすすめする具材は、

  • →タンパク質、ビタミン、鉄、亜鉛、葉酸など多くの栄養素を含む
  • 昆布→水溶性食物繊維が小腸をウイルスから守る
  • ロールキャベツ→豊富なビタミンが免疫細胞を強化する
  • がんもどき→オリゴ糖が含まれているため腸内の善玉菌を増やす
  • ちくわ→魚肉タンパク質がウイルスと戦う免疫物質を作る

卵はやはり万能食材ですね。またおでんの代表的な具材の大根やジャガイモもこれらの具材と一緒に摂ると、相乗効果をなしてより効果的です。

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しかし、おでんを食べる時に注意する点があります。

  • 長時間煮込まないこと栄養が壊れてしまうため、調理は中火で50分くらいがよい
  • 作ったその日に食べること→長時間寝かせると、栄養素が逃げてしまう
  • 塩分が多い→ちくわなどは一度湯通しするとよい、つゆはあまり飲まない

このような点に気を付けておでんを食べ、色んな栄養を摂り免疫を高めておきましょう。

まいたけ

富山大学と雪国まいたけの共同研究のデータによると、まいたけはインフルエンザの予防だけでなくノロウイルスやヘルペス感染症にも有効な食材であるとマウスの実験で明らかになりました。

マウスの実験では、まいたけに含まれる「マイタケα-グルカン」という成分が、腸管免疫機能を活性化させウイルスの抑制に有効であったっことを証明しました。(PRTIMES「まいたけのノロウイルス感染症抑制効果に期待」参照)

インフルエンザA型に感染したマウスに「マイタケα-グルカン」を摂取させた結果、ウイルスが激減したことから、ノロウイルスに感染させたマウスでも実験。その結果、マウスの腸管内でのマウスノロウイルスの増殖量を抑え、さらにウイルス排泄期間も短縮されたことがわかりました。

これはまいたけに含まれる「腸管免疫系刺激作用」が関係していると考えられるそうです。わかりやすく言うと、まいたけを食べるとウイルスが増えるのを抑え、ウイルスを早く体の外に出してくれるのに効果的な食材だと考えられるということです。

それでなくてもまいたけは香りがよく美味しいですよね。しかも1年中手に入り値段も比較的安く安定しています。また、まいたけの栄養成分は水に溶けやすい性質があるため、汁物で食べるのが栄養を丸ごと摂れておすすめ。

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まいたけは、あらゆる調理方法が可能で色んな料理に合うため、インフルエンザに効果的ならばぜひ毎日の食事に取り入れたいですね。

R-1ヨーグルト

納豆やキムチなどの発酵食品が免疫力を高めるのに効果的だとありましたね。これらの食品には「乳酸菌」も含まれていて、腸内環境を整える乳酸菌もインフルエンザの予防に効果的なのです。その乳酸菌の食べ物と言ったらヨーグルトも代表的。中でもR-1ヨーグルトがいいのはなぜでしょうか?

株式会社明治によると、北里大学との共同研究で、マウスを対象に行なった実験とヒトを対象に行った実験の両方で、「R-1ヨーグルト」はインフルエンザの予防に効果があるという結果が出たということです。(明治ヨーグルトライブラリー「乳酸菌1073R-1株試験結果」参照)

ヒトの実験では、インフルエンザワクチンを接種する3週間前から乳酸菌1073R-1株を使用したドリンクヨーグルトを毎日飲用し、ワクチンを接種する前後で体内で作られる抗体がどのように変わるかを測定しました。

その結果、R-1ヨーグルトはインフルエンザワクチンの効果を高めることが確認されました。その他、山形県舟形町・佐賀県有田町にて実施された実験ではR-1ヨーグルトを継続して飲み続けた園児・小中学生では、学級閉鎖ゼロ、インフルエンザウイルスの感染もゼロという結果が出ました。(明治ヨーグルトライブラリー「乳酸菌1073R-1株試験結果」参照)

毎日手軽に飲むだけで予防できるのはいいですね。しかし、インフルエンザワクチンの予防接種をしないと予防の高い効果を得ることはできないと考えられます。また、ワクチンを接種する前から、長期間継続してR-1ヨーグルトを摂り続ける必要があるということです。Amazonでヨーグルトドリンクを探す

乳酸菌は摂取しても胃酸や胆汁酸にさらされるため、腸に届く前に死んでしまうことがほとんどだと言われていますね。そのため「生きたまま腸に届く」などという宣伝文句もよく聞かれます。乳酸菌による免疫アップを狙うのであれば、自分に合ったR-1ヨーグルトを毎日継続して摂る必要があります。

予防に効く食べ物まとめ

以上インフルエンザを予防する食べ物はレンコンや納豆なのかと、その他の予防に効果的な食べ物を紹介しました。ここで紹介したインフルエンザを予防する食べ物を調べていたら、本当に効く予防法は何かが明らかになりました。

それは、特定の食べ物を意識して摂るよりもバランス良く栄養を摂取すること。

インフルエンザに限らず風邪や病気にかからないようにするには、免疫力を高めて健康な状態を維持することが予防するために大事。そう考えると、ある食べ物がいいからと言って、それだけ摂っても意味がありません。バランスが大切です。

だからこそ日ごろから、バランスの良い「一汁三菜」の和食を意識し、量は少なく品数は多めに、食後やおやつにヨーグルトやビタミンたっぷりの果物を摂るのはいかがでしょうか。

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