韓国でのバイリンガル子育てで効果的なことと日本語を維持する対策とは?

我が家は韓国在住で、パパ韓国人のママ日本人で子ども2人の家族です。日本ではなく、韓国で暮らしているため、やっぱり気になるのが日本語の教育はどうするのかという問題です。

国際結婚した家庭では必ず悩む事ではないでしょうか?日本ではなく海外に住んでいる場合、自分の子どもにどの程度どうやって日本語を習得させるのかという悩みがあります。そこで今回は、現在小学生と幼児の2人を子育て中の私が実践していることや、うまくいかないこと、その中で考える対策などを紹介したいと思います。

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うちのバイリンガル子育ての環境

私は子供を妊娠した時から、我が子は韓国で暮らして韓国の学校に通うであろうなと思っていたため「日本語は苦労なく使えるようにさせたい」、「欲を言えばいつでも日本の学校に入れるくらいのレベルにしておきたい」と願っていました。

日韓ハーフの家庭の子が韓国で日本語を学ぶには、何とかして日本人学校に入学するか、日本の絵本や教材などを活用して親と頑張るか、韓国の日本語の塾に通わせたり家庭教師にお願いするかなどの方法があります。

ソウルと釜山にある日本人学校(学費年間約10万円)は、中学校までで駐在員の子供であったり将来日本に帰国することを証明できればという条件があるため、通える児童が限られています。

そこで我が家は、韓国の公立の学校に通いながら、日本の教材を使って日本語を身につけていくことにしました。

また、韓国には他の海外にあるような日本語の補習校がありませんでした。しかし現在、韓国の城南市ブンダン区に唯一「韓国・ブンダン日本語補習授業校」が運営されています。こちらは毎週土曜日に日本の教科書を使って小中学生と幼児を対象に授業を行なっています。

とはいっても住んでいる地域が違うので我が家は残念ながら通うことができません。ではどうしたら我が子に日本語を習得できる環境を韓国で作れるのでしょうか?

私は子どもが生まれてからまずは以下の3つのことを考えました。

  1. 子どもにどのくらい日本語をできるようになってほしいのか
    →目標によって勉強の仕方が違ってくるため、はっきりとした目標を決めるか、その都度子どもと話し合い目標を決めていくかした方が続けられるし、成果も出しやすい

  2. 子どもが置かれている環境はどのくらいの比率で日本語を使うのか
    →韓国で生活している今の環境には、どのくらい日本語を聞いたり使う機会があるのかを把握することで、目標を達成するには何をする必要があるのかがわかりやすい

  3. 日本に触れる機会を韓国でどのくらい作れるか
    →今の環境を考えてあまりにも日本に触れる機会が少ないなどであったら、積極的に日本語や日本文化に触れるようにするなど対策を考えられる

この3つのことを考えた結果、目標は「できればいつでも日本の学校に入れるくらいの日本語」、つまり日本に住んでいる同い年の子と同じレベルを目指すことを決めました。

そして2つ目、我が家の環境は、パパとママは日本語、ママと子供は日本語、パパと子供は韓国語という2言語の環境で、外に出なければ日本語の方が強くなるという環境です。韓国の祖父母とは別で暮らしているため、韓国に住んでいながらも日本語の方が強い状況です。

そのため、我が家がもし日本で暮らした場合、韓国語を全く使わなくなる確率が高くなります。パパとママの会話が日本語であるため、日本語を聞く機会は圧倒的に多く、韓国語や英語で会話をする家族より日本語を覚えやすい環境にあると言えます。

どちらかというと、外と関わりがなかったら韓国語の方が遅れそうだなと考えましたが、子どもが生まれた当時は、日本語をどう強くするかだけを考えていたため韓国語についてはパパと会話していれば大丈夫だろうと思っていました。

3つ目の日本に触れる機会は、普通に意識しないで暮らしていると、外に出たら周りは韓国人に韓国語ばかりの生活なので、日本語に触れる機会は作らないと難しいなと感じました。

そのため対策として、日本人ママ友の集まりやイベントに参加したり、毎年夏休みと冬休みに日本へ一時帰国して日本文化に触れたり、日本の絵本やカードゲーム、日本のアニメなどの動画を見たりなどしています。

何よりも日本人である私が子どもたちにとっての1番身近な日本であると思っているので、食事をする時は「いただきます」と挨拶して食べたり、玄関で脱いだ靴は揃えたり、子どもたちとは100%日本語を使ったり、日本人らしいことを意識して生活するようにしています。

その結果、現時点での効果として、このようなことが挙げられます。

  • 日本語と韓国語を人によって使い分ける、切り替えできるスイッチができた
  • 日本の家族や親戚と問題なく会話できる
  • 日本に行くと、初めて会った子とでもコミニケーションできて遊べる
  • 日本のイベント(体験、お話し会、ものづくりなど)に参加しても日本語が理解できるので楽しめる

韓国に住んでいても日本語をどのくらいできるようになって欲しいのかという目標を決めて、意識して日本語を使う機会を作っていった結果、子どもたちは苦労することなく日本語でのコニュニケーションがとれるようになりました。

この2つだけ実践しても効果は大!

子育てをする中でこれだけは!と生まれた時から実践している日本語教育が2つあります。

  • 日本語の絵本読み聞かせ
    →普段の生活で聞き慣れない表現や言葉を知って覚えられる
       日本文化など韓国では実際に体験できないことを絵本を通して学べる
       読み聞かせの時間が楽しいと感じたら、その後も日本語の本を読みたくなる
       色んな表現を知ることで感情が豊かに、好奇心旺盛になるなど多くのメリットがある

  • 子どもとの会話は正しい日本語
    →韓国に住んでいると、親が韓国語を混ぜて日本語を話してしまいがちだが、たとえ子どもが知らないなと思う日本語でも進んで使うようにする。1度理解してしまえば、その言葉が自分の言葉になり使うようになるので、難しい言葉でもどんどん使うよう心がける。

毎日絵本を読み聞かせるのは大変ですし、韓国特有の韓国語でしか表せない言葉もあり日本語にするのがおかしいなって時もありますが、この2つだけは絶対に何があっても続けようと努力しています。

幼児期はこの2つを実践していたところ、子どもたちは「家では日本語」「外では韓国語」と使い分けができるようになり、息子は韓国語と日本語を混ぜることなく、それぞれを使い分けることができています。

また、絵本を読むということは、日本語学習を超えて実際に体験できないことを学べたり、色んな表現を聞いたりできるため、些細なことに興味を持って見たり不思議がったり考えたりするようになるという効果がありました。

幼児期は好きなもので日本語を吸収

我が家は外に出なければ、90%日本語(パパがいなかったら100%日本語)を使っているため、日本に住んでいる子と変わらないくらい日本語ができるのではないかと思いますよね?

しかし周りの環境が1言語ではないため、日本に住んでいる子より言葉が出てくるのが遅い傾向があるなと思いました。

また同じ母親が育てても、1人目の息子と2人目の娘とでは3歳までに日本語を話せるようになった過程が全く違い本当に個人差があるなと感じました。

男の子と女の子の違いもあるのかもしれませんが、息子は3歳で韓国の保育園に入るまでは、口に出す日本語と韓国語はいくつかの単語と挨拶くらいで、親が言っていることは2ヶ国語とも理解しているようでした。

息子には2歳くらいから小学校入学まで電車にハマった時期がありました。子どもが何かに興味を持ち始めた時こそ日本語を覚えるチャンスだと思います!

その時私は息子に日本の鉄道に関する日本語の絵本や図鑑を何度も読み聞かせ、駅の名前や電車の名前、さらに『電車で覚えるあいうえお』などを利用して、「連結切り離し」など鉄道に関する日本語もたくさん覚えることができました。

一方、娘はそんな母と兄の日本語を浴びたせいか2歳前には日本語で不自由のないコミニケーションが取れるようになりました。娘は現在3歳半ですが、息子のように特にハマっているものがなく困っています。しかし、絵本を見るのは大好きなので、娘が選んだ本は内容を問わず何でも読んであげるようにしています。

我が家の子は2人とも3歳で韓国の保育園に入るまでは、逆に韓国語がほとんどと言っていいほどできない状態でした。そのため、韓国の祖父母には「早く韓国語も喋れるようにならないと!」という圧力がかなりありましたが、環境が韓国語なので保育園に通ったらすぐに話せるようになると思っていたので全く気にしていませんでした。

なぜなら、小学生の子供がいる日韓家庭の知り合いのお母さんが、韓国の公立の小学校に入ると圧倒的に韓国語が強くなるよということを言っていたので、私は韓国語が強くなる前にどう日本語を強くしておくかに重点を置いて子育てをするようにしていたからです。

そして子どもたちが保育園に入って最初の1、2ヶ月は、先生の言っていることはなんとなくわかる程度で、子どもからは家でも保育園でも韓国語がなかなか出てきませんでした。3ヶ月くらい経った頃から、子どもの方から韓国語を話すようになり園でも活発に遊ぶようになっていきました。

保育園に慣れてからは韓国語の上達のスピードが早く、あっという間にパパと韓国語で会話できるようになりました。それまでは、どうしても韓国語がわからないとすぐお互いに日本語で話してしまっていました。

幼児期では日本語に重点を置き子育てをし韓国語がほぼできなくても、韓国の保育園や幼稚園に行けば数ヶ月〜1年くらいであっという間に同い年の子と同じレベルの韓国語を使えるようになるんだなと感じました。

幼児期の子どもの吸収力は本当にすごいなと思いました!

私は子どもたちが園の生活に慣れてきたら、その日何を食べたかや楽しかったことは何かなどを聞いてみるようにしていました。ただ「その日何をして来たのか知りたい」ということもありましたが、韓国語で過ごして来たことをママに日本語で言えるのかなと気になったからです。

まだ3歳児なので、具体的には話せませんが「今日寝て起きたらりんごがあった」とか言ってくれると、今日の午後のおやつはりんごだったのかとわかり嬉しく思いました。

そしてこんなやり取りを繰り返していると、韓国語で聞いて来たことをママに日本語で言えるようになっていき、5歳頃には韓国語と日本語の切り替えが上手くできていきました。

そのため、保育園や学校に行き韓国語で過ごす時間が長くなったら、ママにその日の出来事を日本語で話す時間を少しでもいいので作ることをおすすめします。

日本語の上手い韓国人はなぜ上手いのか

私は以前韓国で日本語教師をしていたことがあります。生徒は主に韓国人の高校生以上の方で日本の大学に入りたいと考えている方達でした。日本語が全く初めての方から、日本人とほぼ同等の会話レベルで専門知識の高い方もいました。

教えている中で、日本語が流暢で読み書きもできる韓国人の生徒に、韓国で暮らしているのにもかかわらず、どうしてそんなに日本語がうまいのかを聞いてみました。

なぜそんな質問をしたのかというと、自分が子育てで子どもに日本語を教える時のヒントになるのではないかと思ったからです。生徒さんからはこのような答えが返ってきました。

  • 「3歳まで日本で暮らし韓国帰国後も日本語を母(韓国人)と使っていた」

  • 「親の仕事で日本に長期間(学校はインターナショナルスクール、日本語は家庭教師の教育で)滞在していた」

  • 「自分の意思で積極的に日本人と会話する機会を作り上達した」

  • 「日本のアニメが好きすぎて楽しく習得した」

この回答では、大きく「日本語の環境」と「日本語を学ぶ動機」が日本語の上達に影響を与えたことがわかります。

中でも興味深いものが、1番上の「3歳まで日本で暮らし韓国帰国後も日本語を母(韓国人)と使っていた」です。詳しく聞いてみると、おそらく両親ともに日本語が堪能な方なのでしょうが、韓国人で韓国に住んでいるにも関わらず、韓国人のお母さんが子どもに日本語を使って話したり、NHKの子供番組を積極的に活用して日本語に触れる時間を作っていたということです。

そしてこの生徒の方は、生物学に興味があり日本の生物関係の雑誌をわざわざ日本から取り寄せて見ているとのことでした。そのため、私の知らない専門用語も普通に使いこなしていました。その後この方は北海道大学に進学しました。

このように、好きなこと×日本語が組合わさった時、日本語の上達はスピードアップして続けられるのかなと実感しました。これは子どもたちにも当てはまると思い、今後も好きなことを見つけたら、日本語学習に結びつけられるようにしたいと考えています。

日本語習得でつまずきやすいもので「漢字」があげられますが、韓国には韓国の漢字を習う塾などがあります。韓国人で日本語の読み書きもできる方には、韓国の漢字を習っていた方が圧倒的に多く、日本語の習得も早い傾向があるなと日本語教師をしていた時に感じました。

問題は小学生から

小学校入学前になると、小学校の授業に着いて行くために韓国語の読み書きもしていかなければならないという別の問題が出てきました。

多言語で育っている子どもは、1言語で育った子どもに比べて語彙数や表現力に差が出てくると言われています。小学校入学前になると、韓国の公立小学校に通うため、日本語教育だけに専念できなくなってきたのです。

私は幼児期に日本語教育に力を入れたばかりに、韓国語の教育は保育園や旦那任せにしてしまっていたところがありました。私は子どもたちに対して全く韓国語を話さなかったし、韓国語の絵本の読み聞かせは全て旦那に任せ、韓国語に関する指導などは一切していませんでした。

なぜなら、子どもたちに日本語と韓国語を苦労することなく使い分けてもらいたいという気持ちが強いため、私は韓国に住みながらも子どもたちには日本語を使い続けているのです。

そのため、韓国語だけの環境で育った子どもに比べると、うちの子どもたちは韓国語の読み書きや言葉の表現力に少し遅れが出てきているのかなと不安になるようになりました。

特にそう感じたのは、息子が小学生に入学した頃です。担任の先生からは特に言われませんでしたが、宿題の日記を書いている時に韓国語の文章の表現力や語彙数が乏しいかなと感じたのです。

そのため、小学1年生になってからは「韓国語の絵本」をとにかくたくさん読むように協力してきました。家にほとんどいないパパに読んでもらうのは限界があるので、近所の図書館とアプリを利用して、日本に一時帰国している時も含めて毎日韓国語の絵本も読むようにしていきました。

私は韓国語が母国語ではないため発音やアクセントが不足しているので、旦那がいない時は下の「アイウィング」というアプリを活用しました。

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このアイウォングでは、約10万冊の絵本が読めるストリーミング絵本アプリで韓国語、英語、中国語などの多様なジャンルの絵本を無料で見ることができるんです。

アプリでは子どもや親が絵本を読む声を録音して絵本を見ながら聞いたり、録音したものを他のアイウィング利用者と共有したり、他の利用者が録音した読み聞かせ(音声)を聞いたりして使います。もちろん、録音なしでただ絵本を読むだけでも利用できます。

そのため、アプリの利用者が読み聞かせを録音した絵本を見れば、ネイティブの発音とアクセントを聞けるので私に不足しているものを補うことができます。

また、日本に一時帰国する時やお出かけなどで絵本を見せたいなって時に、重たい絵本を何冊も持ち歩くことなくこのアプリ1つで済むので便利ですよ。なんと言っても絵本の種類が豊富で、最新の絵本や小学校で推薦している絵本も見れるので重宝しています。

息子は幸い絵本だけは小さな頃から読んできて好きなので、韓国語の絵本でも嫌だと言わずに読んでくれました。そう考えると、言語習得に関わらず、幼い時に絵本をたくさん読んで「絵本を読むのは楽しい、大好きだ」という子であれば、その後の知識習得にとても役立つなと思いました。

このような自力の方法でなくても、韓国では「多文化家族支援センター」の支援の1つである「言語発達支援」や「韓国語の訪問教育」を利用して、無料で韓国人の先生と1対1で指導を受けることもできます。我が家はまだ利用していませんが、周りの多文化家族の子どもで利用している人は多いです。

詳しくは近くの多文化家族支援センターに問い合わせてみてくださいね。

息子は韓国語の絵本を読むことで対策をとりましたが、意外と効果は大きく、今では息子の韓国語を心配する必要はなくなりました。また、小学校に入ると、クラスメイトと遊んだり、流行りの動画(韓国語のYouTube)を見たりなどで自然と韓国語の表現や言い回しを吸収し上手くなりました。

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日本語の壁をどう乗り越えていくか

日本の小学校では1年生から漢字が始まります。日本に住んでいる子と同じように、幼児期にひらがなやカタカナをなんとか覚えてきて、次の漢字に進むとなるといきなり壁を感じるようになるのです。

その壁は息子の日本語学習に付き合ってきた私も感じました。ひらがなやカタカナは絵本やアプリなどを活用して練習すれば覚えられるのですが、漢字は読み方が複数あることや書き順が決まっているなどがより難しさを感じさせるのだと思います。

韓国人の旦那も日本語の会話の方は得意なのですが、漢字は苦手だと言っています。やはり漢字は日本語の壁であることは確かですが、ここをやらずには日本語を使うことはできません。

では、どうしたらこの壁を乗り越えられるのでしょうか?子どものストレスや負担になって、日本語の勉強をやめてしまうということだけは避けたいですよね。そこで私は目標を達成しやすいものに変えることにしました。

息子は今韓国で小学2年生ですが、早生まれのため日本では小学3年生です。ですが、今は日本の小2の漢字を勉強中です。日本と同じペースで行くと小3の内容を勉強しているところですが、韓国の学年である小2に合わせて勉強することに目標を変えました。

また、子どもに今日の目標を決めさせてから、練習するようにしました。例えば、「今日は漢字5個覚えるね」と子どもが言って練習して覚えます。覚えたらその5個を覚えたかテストして、間違っていたものをまた練習して書くというようにしています。

すごく少ないように思いますが、子どもが自分で目標を決めて行うことで、少しずつですが漢字勉強を続けられるという効果が出ています。

当初の目標は「日本の学校にいつでも入れるレベル」でしたが、漢字を日本の小学校と同じスピードで勉強するのに負担な今は、着実に漢字を覚えられるよう少しずつ自分のペースで進めていくことにしました。

以前息子は「学研ゼミ」のタブレット学習を利用して、日本の国語や算数を学習してみましたが、いつでもできて1人でも学習ができるのですごく便利だなと思いました。現在はこのサービスが終了してしまったのでやめてしまいました。

我が家の場合だと、海外在住で日本の学年に合わせて学習するのが難しいなと感じているので、「無学年」で学習できるものを選ぶと、その子に合った学習ペースでできていいのではないかなと考えています。

他社のものを調べると、専用タブレットかオンライン講座かなどの特徴は様々で月々の料金は約3,000〜8,000円くらいです。タブレット学習は子どもが1人でも楽しくゲーム感覚で学べて効果的だなと感じたので、このようなタブレット学習も日本語習得におすすめです。

韓国で韓国漢字はどのように学ぶのか?

韓国の公立小学校では、放課後に外部の先生を招いていろんな授業(教材費別で授業料1ヶ月約2,000円〜8,000円)が受けられます。授業の種類と内容は、学校や先生によって異なりますが、その放課後授業の1つに「漢字」の授業があります。

韓国語にも漢字語があり、日本の漢字とは違う旧体字や繁体字のような漢字を使います。韓国では昔は漢字とハングルを日本のひらがなと漢字のように使って表記していました。しかし現在は全てハングルのみの表記のため、韓国では漢字が必須科目ではありませんが、教養として習う人が沢山います。

なので韓国では漢字を勉強しやすい環境であり、漢字の意味は日本とほとんど同じものが多いのです。

日本の漢字勉強を頑張るのもいいのですが、韓国の漢字を塾や放課後授業で受けて覚えてしまい、それから日本の漢字の読み方や使い方を勉強するという方法もあります。

息子が小学1年生の時に放課後授業で漢字を受けてみた時のことを紹介します。

授業は週1回80分で先生は男の先生でした。授業で使う教材は韓国の漢字検定試験の教科書と問題集です。韓国の漢字検定は1番下の8級から特級までの15段階のレベルがあります。先生はその子のレベルに合わせてテキストを選んでくれます。

公開授業の時に見に行ったら、授業の前半は漢字カードを使ったゲームを2種類していました。ゲームに勝つと、飴やビタミンなどのご褒美がもらえるので子どもたちは盛り上がっていて楽しそうでした。

そして後半の授業は今日習う漢字を先生が説明してから漢字クイズを行い、最後の20分くらいは各級の問題集をそれぞれ行います。授業で印象的だったのは「なぜこの漢字はこういう形をしているのか?」を面白く説明してくれることです。

その説明は子どもたちが覚えやすいように先生が作ったものもあります。でもその説明が面白いのでその漢字を忘れないのです。

私が小学生の時は、とにかく書き順と読みを詰め込むように覚えたので、成り立ちの意味を考える余裕もなかった気がします。しかし、この漢字の授業ではゲームで楽しく学べて、漢字の意味を面白く説明してもらえるので、正直こちらの授業で漢字を勉強したら楽しく漢字を覚えられたのになと思ってしまいました。

しかし難点があります。韓国漢字を習う初期の頃は、漢字はほとんど書かず、韓国漢字の訓読みと音読みのハングルばかり書かされるということです。先生は最初から漢字を書くと、子どもたちは難しく感じるためと言っていましたが、親としては早く漢字を書かせてくれ!ともどかしく思ってしまいました。

また、漢字検定の級が上級になってくると、日本では使わない韓国の漢字熟語や四字熟語が出てきます。そのため、後々日本の漢字を勉強するときに日本での表現を新たに学ぶ必要が出てきます。

この漢字の授業は、あくまでも息子が受けた漢字の授業なので、先生によっては全く違う指導をするかもしれませんし、授業内容によってはつまらないと感じることもあるかもしれません。

もしすでに子どもが日本語よりも韓国語が強くなってしまっていたら、日本の漢字を日本人と同じように学ぶよりも、韓国の漢字から勉強して日本語を勉強する方がスムーズに日本語を学べるのではないかと考えます。

日本語を維持するための対策

日韓ハーフの子どもが日本語を維持するためには、様々な方法で日本語に触れる機会を作っていくと効果的ですが、今はYouTubeなどの動画を利用すれば簡単に生の日本語を覚えることもできますね。

特に幼児期では、子どもが日本語を吸収するのに集中できるよう、まず基本的な生活習慣を身につけておくことも大切だと感じています。なぜなら日々の生活にいっぱいいっぱいだと、その他のことを吸収する余裕ができないためです。

息子の場合は電車にハマった時期がありましたが、日本の好きなキャラクターなどがあったら動画を見せても良いと思いますし、昆虫などが好きなら日本の特集番組などの動画を見るのもとても役に立つと思います。

個人的には動画を見る時間や目的を決めて見るのであれば、テレビやタブレットなどで動画を見てたくさんのことを学んでほしいなと思っています。

ところが、韓国で子どもが成長するにつれて韓国語が強くなると、韓国語を日本語に直せず、私と話す日本語の中に韓国語の単語が入ってくるようになりました。

そういう時は、韓国語の部分を日本語に直してもう一度私が聞き返すようにすることによって、「日本語ではこう言うのか」ということを自然に伝えています。

例)今日学校のチェーユッで友達とピグしたんだけど面白かったよー

→え?今日体育ドッジボールしたの?懐かしいわーママも小学生の頃よくやったんだよね。

このように今まで日本語で知らなかった言葉を、初めて韓国語で学ぶことが多くなるため、どうしても日本語でわからない言葉は韓国語になる会話が増えてきてしまいます。

そんな時は、親も一緒になって韓国語を混ぜて使ってしまっては日本語の語彙力が伸びないので、強制的に直してる感じを出さずに日本語ではこう言うのかと伝えていくという方法がよいと感じます。

また、最近では私の知らない韓国語を交えて話すことも出てきました。そんな時は、「〇〇ってどういう意味?ママの知らない言葉だから教えてくれる?」と正直に言い、そこで子どもが日本語で説明できなかったら、一緒に辞書で調べるようにしています。

このようなやりとりは面倒かもしれませんが、逆に親子の会話が増えるのでとてもいいコミニケーションになっていると思っています。

ではここまで紹介した日本語を維持するために考えた対策をまとめると以下のようになります。

  • 基本的な生活習慣を身につけておくこと
    →日々の生活に余裕がないとその他のことを学ぶことが難しいため

  • 好きなこと、ハマってることは日本語で覚えると日本語を早く覚えられる
    →日本のもの(日本にもあるもの)を好きになったら日本の絵本、動画、実体験を通して学ぶ機会を作る

  • 会話に韓国語の単語が混じっていたら、正しい日本語に直して自然に会話をする
    →1度では直らないので、韓国語になってしまう単語を日本語にして、慣れるまで使うように他の話題でも積極的にその日本語を使って会話をする

  • 日本語を習得する目的と目標をはっきりさせておく
    →はっきりとした目標がないと、親が日本語を話す時に韓国語を混ぜてしまったり、子どもの話している日本語に注意を向けられなくなったりしてしまいやすい

  • 文章を読む力や読解力をつけるには、言語を問わず色んな絵本をたくさん読むことが必要である
    →絵本を読んだら、その内容について話してみたり、新しく覚えた言葉を使ったり、絵本で見たことを実際に体験したりする

  • 文章を読めるようにするには漢字の勉強が不可欠なので、子どもに合った学習方法を続ける
    →日本の教材(日本の教科書、ドリル、タブレット学習など)、家庭教師、オンライン講座、韓国の漢字塾、韓国の日本語塾など

以上の対策を日常生活で行なっていくと、韓国で日本語を維持することが可能ではないかと考えています。

まとめ

ここまで韓国でのバイリンガル子育てで、特に日本語を維持していく方法と対策を紹介してきました。各家庭で使う言語の割合は様々ですが、日本語を維持したいと考えていたら、何となく日本語を使うのではなく、子どもにどのくらい日本語ができるようになってほしいのかという目標をしっかりと決めることが重要だと思います。

また親が子どもに教えるのは、我が子だからとついつい熱が入ってしまって、怒ってしまったり喧嘩になってしまったりと意外と難しいものです。

そんな時は無理をせずに、塾の先生や家庭教師の先生などプロの第3者にお願いしてみてもいいのではないでしょうか。

将来子どもに親が日本人でよかったと思ってもらえるように、子どもたちが日本語を使えるよう今後も探求していきたいと思ってます。

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