キッチン用具っていつのまにか増えてしまいませんか?ミニマリストとしては簡単にモノを管理するためにできるだけ物を増やしたくないため、使うなら長く愛用できるものがいいと考えます。今まで断捨離をし失敗も繰り返しながらキッチン用具も厳選してきました。
とは言ってもそんな大したものは作りません。食事もシンプルなので。でもやっぱり持つものを厳選したからこそ大切に、愛着を持って道具を使えます。そんなキッチン用具の中で、これはいい!長く使える!と思う買ってよかったもの4つと買って失敗だったものを紹介します。
買ってよかったもの
まずは、買って良かったもの4つから紹介したいと思います。
1.鋳物ホーロー鍋
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- メーカー:ストウブ(STAUB)
- 種類:ピコ・ココット ラウンド 24㎝
- カラー:チェリー
- 価格:
並行輸入品 159,000ウォン(約14,600円)
同じフランス産でよく比較される鍋の「ル・クルーゼ」と迷いに迷った末に買ったのがこれです。まず値段では同じかル・クルーゼの方が少し高め、カラーやデザインではル・クルーゼの方が種類が多く、食卓に置いた感じが可愛い、機能の点では、どちらも鋳物鍋で重たいけど蓋と鍋の内部に大きな違いがありました。
ル・クルーゼの蓋はドーム型で蒸気がある程度外に出るように作られており、ストウブの蓋は裏側に突起がついていて、蒸気が外にあまり漏れない仕組みになっています。
そこでネットでの口コミを見たところ、長年ル・クルーゼを愛用していた人たちが、ストウブに買い替えたというものをたくさん見かけました。その理由として、ストウブの方がプロ仕様で作られているため、より味が美味しくなって、鍋が丈夫で焦げ付きが少ないとの意見が多かったです。
ネットの口コミでル・クルーゼより焦げにくく丈夫そうだということがわかり、プロも使ってるし色んな料理が美味しくできるならと思い、意を決して購入しました。
【ストウブの特徴】
ストウブには以下のような特徴があります。
- 熟練の職人が一つ一つ手作業で作っている
→手作りの過程でできる跡や気泡、色むらなどの個体差があるけど、世界に一つだけのストウブって感じがして愛着がわく - 3層のエマイユ加工を施した鋳物で耐久性があり、保温性に優れている
→エマイユ加工っていうのは液体のガラス質エナメル(=ホーロー)を800℃で30分焼き付ける工程のこと。これによって保温性が保たれるから短時間で料理できてガス代の節約になる! - 蓋裏に突起「ピコ」がついている
→ル・クルーゼの蓋にはない
突起についた素材の蒸気がポタポタと食材に落ちていき、これによって旨味も栄養も逃さないから、ほったらかしでもめっちゃ美味しくなる! - 均一な熱伝導と保温性がある
→急な温度変化に弱いから調理は中火以下で、一度温まれば弱火でも十分調理できる - 冷蔵庫や冷凍庫で冷やしてもOK、保冷性がある
→鍋を冷凍庫で冷やしたもの(アイスなど)をテーブルに出しても保冷性をキープできる - 蓋のつまみは250度まで耐えられる
→ル・クルーゼのつまみは200度までだからストウブの方が高温に耐えられる。それによって蓋をしたままオーブンに入れられるので、オーブン料理も「ピコ」による効果で美味しくなる!
→つまみは取り外しできて洗え、別売りのつまみにカスタマイズもできるから、自分だけのオリジナルストウブにできる - 鍋の内部はストウブ独自の黒いザラザラ加工(黒マットのエマイユ加工)
→凸凹の表面は油なじみが良く、食材と接する部分が少ないから炒めても焼いても焦げ付きにくいので、さっと汚れが落ちて簡単に洗える!
→ル・クルーゼの鍋は内部がクリーム色のツルツルなホーロー加工だから、ストウブより焦げ付きやすいという意見も多い - 直火、オーブン、IH(100V・200V)にも対応している
→IHの仕様によっては小さいサイズのストウブが使えないことがあるので、IHの説明書などで確認が必要 - 食卓に生える美しいカラー
→まずチェリー(レッド)、マスタード、グレナディンレッド、パープル(オーベルジン)、バジルグリーン、ダークブルー、グラファイトグレー、ブラックと8種類のカラーバリエーションがあって、食卓の雰囲気に合わせて選びやすい
→定番のチェリーやブラックは他のカラーより値段が少し安くて人気! - 取扱注意!ものすごく重たい(ピコ・ココット ラウンド24㎝は4.6㎏)
→鉄が分厚い分、素材に熱を通す力が大きく保温性があるし、蓋が重たい分蒸気が外に漏れにくいというメリットがある
私はサイズにも迷いましたが、4人家族で子供の成長のことを考え、大は小をかねるということで24㎝にしました。実際使ってみると、食卓にそのまま出すには少し大きい!
食卓に出したい場合はオーバルの形のストウブかピコ・ココット ラウンドの20㎝くらいのものがいいのかなと思います。ちなみにピコ・ココット ラウンドのサイズは10㎝~34㎝まであります。
ストウブが1番いいと感じたことは、ジャガイモや大根が煮崩れしないということ!
他の鍋で調理すると煮崩れしてしまうものも、何回温めても煮崩れしないのです。それはたぶんストウブは素材の水分を利用して調理するからあらかじめ水分は少なめで調理しているということと、混ぜたりせずほったらかしの短時間で調理が終わるからではないかと考えます。
また食材の味が濃く美味しく感じることにも感動しました。なんでそんなに美味しくなるのか?その秘密は「ピコ」という突起のついた蓋にあります。
重たい蓋がしっかりと閉まるので、素材から出る蒸気が外に漏れずに鍋の中を循環します。そしてその蒸気がピコを伝って水滴となり、食材にまんべんなく落ちます。
食材から出る水分によって蒸されるように調理されるので、食材本来の旨味を感じることができるというわけです。これは「アロマレイン効果」と言われおり、ストウブの最大の特徴であり、無水調理が可能な理由です。
【ピコ・ココット ラウンドで主にできること】
私が選んだ理由の一つに幅広い料理ができるということがありました。ではどのような料理がストウブでできるのか見てみましょう。
煮物料理 | 肉じゃが、かぼちゃの煮物、豚の角煮、ぶり大根など |
ご飯を炊く | 24㎝だと4~5合炊ける、炊き込みご飯も |
スープ | 味噌汁、野菜スープ、カレー、シチュー、チゲなど |
焼く炒める | 野菜炒め、ステーキなど |
オーブン使用 | ケーキ、プリン、パン、ローストチキンなど |
蒸し料理 | 野菜や魚介の蒸し煮、茶わん蒸し、サムゲタンなど |
揚げ物 | アヒージョ、から揚げ、かき揚げなど |
冷やす | アイスクリーム、シャーベット、ゼリーなど |
本当にたくさんの料理ができるので、いろいろ作ってみたいですね。先日うちに親せきが集まり、普段使っている土鍋ではお米が3合しか炊けないので、24㎝のストウブでお米を5合くらい炊いてみました。
- お米を必要量研ぐ
- 2,30分水につけておく(急いでいる場合は省略しても大丈夫)
- 鍋にお米と水を入れる
→水の量は目分量で、お米から2㎝くらい上のところまで水を入れる - 蓋を少しずらして中火で沸騰するまで待つ
- 沸騰したら蓋をしっかり閉めて、弱火で10分炊く
- 10分経ったら火を消して、10分蒸らす
このような方法で初めてストウブでご飯を炊きましたが、土鍋より甘みがありおいしかったです。やはり土鍋よりお米の水蒸気が外に出ないので、お米のうまみと栄養がギュッと凝縮されたのではないかと思います。急な来客にも対応できてストウブが役に立ちました。
ただ、ストウブはとても重たいのです。洗う時や片付ける時は一苦労。蓋を開けるときは要注意ですよ!熱いし重たいので必ず鍋つかみを使ってください。
それでもやっぱり買ってよかったと思うのは、冷蔵庫に余った食材をストウブに突っ込むだけで、簡単にプロのような美味しさを感じることができるからです。何の苦労もしないで料理の腕上がったんじゃない?と言わせるには、ストウブで料理するのがうってつけの方法かも!?
2.鉄のフライパン
そもそもなぜ「鉄」のフライパンにしたのかというと、今まで使ってきたフライパンの底がすぐに剥げたり、変形したりして何度も買い替えるのが嫌だったからです。そのためできるだけ長く使えるフライパンは何があるのかと調べていたら、コーティングがなく剥げることのない鉄のフライパンに至ったのです。
私はこの極 JAPAN シリーズで一番大きなサイズを買いました。Amazonでフライパンを買う時、直径18㎝のフライパンを注文したら、外径18㎝の小さなフライパンが届きました(泣)
このフライパンは中華鍋のように少し深さがあって、鍋底の大きさと鍋の外径の大きさに差がある商品なのです。当時サイトの記載がただ直径18㎝とあったため、私は鍋底の直径が18㎝だと思い込み間違えて注文してしまいました。
返品するときにこのことをAmazonにメッセージで送ったら、現在の記載はちゃんと外径と鍋底直径が別々に記載されています。紛らわしいのでちゃんと外径と鍋底直径を確認して買ってくださいね。
【極 JAPAN フライパンの特徴】
このフライパンは以下のような特徴があるんです。
- 最初の空焼きの必要がない
→空焼きとは、買ってすぐの鉄のフライパンには錆止めが塗ってあるため、強火でそれを焼き切る作業のこと。極JAPANシリーズでは錆止めの塗装がされていないのでこれをする必要がないので手間いらず
- 木製の取っ手が交換できる
→木製だから調理中に熱くならないし滑りにくい。自分で取り外して交換できる取っ手が3種類売っているから、長く愛用できる! - IHに対応している
- ひどい焦げ付きもたわしで擦れば落ちる
→たわしでゴシゴシしても表面が削れる心配なし! - 特殊熱処理を施してある
→特殊熱処理とは、フライパンの表面に「窒化鉄層+酸化鉄層」を作ることによって、錆びにくく丈夫なフライパンにすること。この処理のおかげで、より長く愛用できる!
まだこのフライパンに慣れていなかった頃は、食材がフライパンに全部くっついてしまったり、焦げ付かせてしまったり上手く扱えませんでした。何でだろう?と何度も悩み、鉄のフライパンについてのサイトや動画をたくさん見ました。こんなにフライパンに向き合いお手入れをしたのは初めてでした。
説明書にも書いてあった通り、毎回油返しを正しく行うようにしたら、気持ちのいいくらいツルッとくっつかなくなりました。とっても面倒ですが「油返し」は毎回しなければなりません。
今までのフライパンでは無かった作業ですが、慣れれば簡単。フライパンあっためて、油を入れて放置。その間に他の作業していれば、いつの間にか油が波打ってきます。そしたら油をオイルポットに戻すだけ。
毎回の「油返し」が習慣になれば、もう面倒も何も感じず、料理の一環になってしまってます。むしろ油返しをするっていうのが、フライパンを育ててるって感じがするのでフライパンを使う楽しみになりました。
フライパンを使って半年ほど経った今では、油もフライパンに馴染み、買った時より色が黒っぽくなって、成長してるなーって愛着がわきます。それに購入時より使いやすくなったと感じています。ポイントさえつかめば、今まで鉄のフライパンを使ったことがない人でも気軽に使うことができます。
【極 JAPAN のフライパンを使うときのポイント】
食材をフライパンに全部持っていかれたという悲しい結末にならないよう、フライパンを使用するときに気を付けなければならないポイントをあげておきます。
- 買ったらまずは「油ならし」をする
「油ならし」
1.油を鍋の深さの1/3入れて、弱火で5分熱する
2.火を止めて、油をオイルポットなどの容器に戻す
3.鍋の内側に残っている油を、キッチンペーパーで鍋全体にすり込む - 毎回調理する前に「油返し」をする
「油返し」
1.中火でフライパンを温める
2.お玉1杯くらいの油をフライパンに入れなじませる
3.☆入れた油が波打つまで熱したら油をオイルポットなどの容器に戻す - 調理は基本「中火」170~180℃
→調理する際は、油返しとは別の必要な量の油を入れて調理する - 料理が出来たらすぐ器に移し、水でたわしで擦って洗う
→洗剤は油の膜を落としてしまうので使わない、汚れはすぐに落とす - 洗ったらすぐに火にかけて乾燥させる
→水分が残っていると、錆びるのでしっかり乾燥させてから保管する
焦げ付くか焦げ付かないかは、毎回の「油返し」とフライパンの温度で決まります。また、汚れが残っていると、その部分に食材がくっついてしまうので、汚れはたわしできれいに落とすようにします。
鉄のフライパンを使うなら、「オイルポット」と「たわし」が必要です。ひどく焦げ付いてもしばらく水につけてたわしで擦れば元通りになります。最初はオイルポット要らないんじゃないかって思って、空き瓶に油返し用の油を入れていました。
でも使っているうちに、油の酸化や汚れが気になるし、油を戻すときに瓶の口が狭くこぼしてしまうことが何度もありました。なので結局ステンレスのオイルポットを買いました。使ってみると、やっぱり油を戻しやすく、洗いやすいのでストレスフリーでした。オイルポットは1000円くらいで買えます。
面倒ですが、そこまでしてこのフライパンで料理したいのは、味が香ばしくおいしいからです。普通のお肉が、鉄板焼きのお店で出てくるような味になるので、またこのフライパンを使いたくなります。おまけに鉄分も摂れます。
我が家では、目玉焼き、卵焼き、チヂミ、プルコギ、野菜炒め、チャーハン、焼き肉、焼き魚などほぼこのフライパン1つで調理しています。
【鉄のフライパンを使うメリット】
鉄のフライパンを使うメリットは以下です。
- 高いがしっかり管理すれば一生使える
- 料理が香ばしくおいしくなる
- 鉄分が取れるので健康によい
- たわしでゴシゴシしても剥げない
- 鉄のフライパンを使っていると料理上手だと思われる
- フライパン一つで多くのメニューが調理できる
数ある鉄のフライパンの中でも極JAPANを選んだ理由は、空焼きが必要なく、取っ手が熱くならない、鉄のフライパンの中では軽いほうだということで、私のように初めて鉄のフライパンを使う人でも長年愛用できそうだなと思ったからです。
3.琺瑯容器
- メーカー:野田琺瑯 ホワイトシリーズ
- 商品情報:
レクタングル深型S+M+Lシール蓋付き 4,839円
ミルクパン ポーチカ 12㎝ 1,900円
※価格は購入した時のAmazonでの価格です。
愛用している人が多い野田琺瑯のホワイトシリーズ。種類やサイズ展開が多く、容器の蓋がシール蓋、密閉蓋、琺瑯蓋と3種類あり、蓋だけを別に買うこともできるという点が気に入っています。
他にも無印良品の琺瑯容器Mサイズを持っています。こちらは密閉蓋のみですが、野田琺瑯にはないサイズなので、これはこれで重宝しています。
【琺瑯容器の特徴】
琺瑯容器の特徴は以下です。
- 臭いや色が移らない
→キムチを保存しても大丈夫!でもシール蓋には色が移るので、ラップやビニールを挟んでから蓋を閉めれば色移りしない - 直火で温め、調理も可能
→IHに対応している商品には、表示があるから購入時に確認しよう - 雑菌が繁殖しにくい
→酸に強いからぬか漬けや梅干しなどの長期保存に向いている - 熱伝導率が高い
→すぐ温まる、すぐ冷えるから、調理があっという間に終わって時短になる! - オーブンでも調理できる
→琺瑯は電磁波をはじくから電子レンジはダメ。琺瑯のみでできている容器ならオーブンでも使える - 衝撃に弱いので落とさないように
→表面はカラス質なので衝撃に要注意!
金属製のたわし、研磨剤、ステンレス製の調理器具などで擦ると傷がつきやすいから、調理や食事の時は、シリコン製や木製の器具を使うといい - 汚れが落ちやすい
→容器の表面がツルっとしたガラス質だから、洗剤とスポンジで簡単に汚れが落ちる
韓国ならではの悩み、キムチをタッパーに入れると、色移り臭い移りするので、そのタッパーはキムチ専用になるか寿命が短くなります。
しかし、琺瑯容器にキムチを入れたところ、普通に洗ったら臭いも色もきれいになくなりました。これはすごくうれしいです。残念ながら、シール蓋や密閉蓋のゴム部分には色が移ってしまいます。なので、私は色がつかないように容器いっぱいまで入れないか、ラップやビニールをかけてから蓋をするようにしています。
また、シール蓋は熱に弱いので、温めるときは蓋を必ず取ってから温めてくださいね。私は気を付けていたのですが、一度熱い鍋の隣にシール蓋を置いてしまい、変形させてしまったことがあります。使えなくなってしまったので蓋だけ買い替えしました。
これも韓国ならではの問題かもしれないですが、韓国では食事の時にステンレスのスプーンと箸を使います。ステンレスの器具で琺瑯容器を使うと、傷がつきやすいので、お皿として琺瑯容器を使うのをかなりためらってしまいます。
しかし、私が琺瑯容器を買おうと思った1番の理由は、電子レンジを捨てたため、冷めた料理を直火で温めるのに、いちいち鍋に移し、温めた後にお皿に移すのが手間だったからです。
その点琺瑯容器は、作ったらお皿として、余ったらそのまま保存、食べる時に温め直しを容器を移し替えることなくできる点がすごく便利です。お皿+保存容器+鍋の用途があります。琺瑯容器は電子レンジで使えないのが弱点ですが、私は電子レンジを捨てて、温める手段がガスしか無いからこそ琺瑯容器が必要になったとも言えます。
お米を保存する米びつとして、琺瑯容器のラウンドストッカーを使っています。この容器はぬか漬けや味噌作りができると説明にありましたが、米びつにもぴったりです。内蓋がついていて、外側の蓋がお盆にもなるので便利です。
また、電子レンジを捨てた時に、飲み物を温めるのに琺瑯のミルクパンを買いました。
これは牛乳を温めている写真です。電子レンジで温めたものより、ミルクの香りが強くおいしく感じます。両サイドが少しとがっているので、飲み物を注ぎやすくなっています。12㎝のこの大きさは使い勝手がよく、飲み物だけではなく、少し野菜を茹でるときやソースを作る時にも使っています。このように一つでいくつかの用途があって気に入っています。
4.リネンのキッチンクロス
- メーカー:無印良品
- 商品名:麻クロス
- サイズ:幅50×奥行50cm
- 価格:750円
こちらも多くの人が愛用しているリネン素材のキッチンクロスです。価格も他社のリネンクロスより安めです。
【無印の麻クロスの特徴】
無印の麻クロスの特徴は以下です。
- 布が正方形である
→お弁当包み、三角巾、テーブルクロス、子供の食事時のエプロンにもなる - シンプルで飽きの来ないデザイン
- 乾くのが早い→洗った食器の下敷きにも使える
- 他社のクロスに比べ薄いのでコンパクトに収納できる
- フックにかける紐がついているので、フックにかけて乾燥したり、かけてオシャレに「見せる収納」にできる
この写真は左側が無印のクロスで右側はイケアのクロスなのですが、無印のクロスがすごく薄くコンパクトになるのがわかりますか?場所を取らずにコンパクトに収納できるのが嬉しいですね。
麻100%なので手触りがとても気持ちよく、何といっても乾きが早いため雑菌の繁殖による嫌なにおいが発生しません。正方形なので洗った食器をふき取る時も使いやすい大きさです。
買ったばかりの時はパリッとしていて水をあまり吸収しないので、洗濯してから使うようにしてくださいね。何度も使うことによって柔らかくなりより使いやすくなっていきます。
個人的には、お弁当包みやエプロン、三角巾などに使うときは、上の写真のデザインではなく茶色やグレー系のデザインのものがいいと思います。なぜなら、白っぽいデザインだと、いかにも食器拭き感が出てしまうからです。また、白いと汚れやシミが目立つので、今度買い足す機会があったら、全体的に茶色やグレーの色があるものを買いたいなと思ってます。
買って失敗したもの
ここからはキッチン用具で買って失敗だったものを紹介していきます。
1.テフロン加工のフライパンと鍋
【以前使っていたもの】
鉄のフライパンを買う前は、以下のものを8年間で何回も買い替えながら使用していました。
- テフロン加工のフライパン18㎝、28㎝ それぞれ3回買い替え
- テフロン加工の中華鍋28㎝ 2回買い替え
- テフロン加工のマルチ鍋 使用して2年で鍋底が剥げる
鉄のフライパンを買う前はティファールのテフロン加工のフライパンと中華鍋を使っていました。結婚当初は韓国国内のブランドのテフロン加工のフライパンを使っていました。いずれにしても使用してから、半年もしないうちに加工がはがれてきて、具材がフライパンにくっつくようになりました。テフロン加工がはがれるのを気にかけながら使用していても結局はげてきちゃうんですよね。
値段は一つ2,000~4,000円くらいのものです。油を敷かなくても簡単にフライパンで料理できるのが健康にいいですよね。値段も安く、重さも軽いです。軽いのはいいのですが、その分材質が薄いので、使っているうちに中心部分が窪んでしまったりと変形もしやすかったです。
それでまた買い替えることを繰り返すのに、悪循環しているような疑問がありました。
フライパンは大小2種類のものを3回も買い替えをしているので、鉄のフライパン一つ買うより高いお金を払っていました。「底がはがれる」「はがれたフッ素を食べてしまう可能性」を考えると体にもよくありません。
このような過程があり、鉄のフライパン1本に乗り換えることを決意したのでした。
2.プラスチックのタッパー
琺瑯容器のところで述べたように、韓国ではキムチを何種類か保存することがあるので、「臭い移り、色移り」という点が気になります。
【プラスチックのタッパーを使わなくなった理由】
何でプラスチックのタッパーをやめたのか、以下のような理由がありました。
- 臭い移り、色移りがある
- 寿命が短い、丈夫でない
- ゴムパッキンにカビが生えやすく、洗いづらい
- 食卓に出しても美味しそうに見えない
- 用途が保存のみ
- 電子レンジがないため必要ない
プラスチックのタッパーって持ち運びが軽くて便利だし、安い値段で売っているので、使い捨てのようになってしまいませんか?そうやって使うのは、モノが増えていくし大事に長く使うことができないなと思いました。
しかし、実際うちの冷蔵庫にはまだプラスチック容器の存在が。原因は義母です。私が要らなくなったタッパーを捨てても、義母がまたプラスチックの容器に手作りのキムチやコチュジャンを入れて送ってきてくれます。そのプラスチック容器はまた義母のキムチを入れるもの専用として、冷蔵庫に居続けるでしょう。
同じ部類として、100均などで売っているプラスチックの便利グッズもこれまでいくつも買い、捨ててきました。電子レンジで温めてパスタを調理するプラスチック容器やお弁当作りグッズ、お菓子作りグッズ、簡単に皮がむけるグッズなどなど、一時的に使うだけでその後は棚の奥に眠っているものでした。
プラスチック商品が減ったのは、電子レンジを捨てたというのが1番大きな理由でもあります。なぜ電子レンジを捨てたのか、それは電子レンジで温めたものが美味しいと感じないからです。
は?って思われるかもしれませんが、以前はあって当たり前のものだと思ってたし、なんも気にせず電子レンジで料理もし、冷めたものはすべて電子レンジであっためていました。
ところが私は30代になってから突然アトピーが発症し、食生活を大きく見直しました。インスタントやファストフードをやめていき、自然のだしや塩で味をつけるようになってきたため、その過程で電子レンジを使う回数も減っていきました。たまに電子レンジで温めたものを食べると美味しくなくなっているなと感じるようになったのです。
それは自分が今まで味の濃いものや添加物がたっぷりと入った食品を食べていたため、気づかなかったのかもしれないのですが、減らしていくうちに舌が敏感になったのかもしれません。
電子レンジを使う回数が減り、それまで8年ほど使ってきた電子レンジを思い切って捨てたところ、意外と電子レンジが無くても大丈夫でした。残った食べ物を温め直したり、冷凍食品を解凍するのによく使っていましたが、残すほど作らなければいいし、冷凍するものも減らせばいい、レトルト食品もほとんどは鍋でも温められるので、さほど困ることはありませんでした。
私は自分のやりたいことや楽しいことにもっと時間を使いたいと思っているので、物を増やしたり捨てたりして、もうこれ以上管理したり掃除したりする手間をかけたくないなと考えています。だから長く使えて、使っていると気分の良いものを選んでいこうと決めました。
今回のまとめ
消耗品の多いキッチン用具。その中で買ってよかったものと失敗したものを紹介しました。少し値段は高めですが、それだけ長く使えるものであれば、安いものを何回も買い換えるより、精神的にも経済的にも、そして環境にもいいですね。
もちろん管理はしっかりしていかないと長く使えないので、子どもを育てるように道具も育てていかないとです。
また道具を選ぶ時は、1つでいくつかの用途に使えるものを選ぶと物が増えません。ストウブや鉄のフライパンも、1つで色々な調理をすることができます。ホーロー容器は鍋、保存容器、お皿として機能します。無印の麻クロスは正方形の特徴を活かして、食器拭き、食器敷き、お弁当包み、三角巾、エプロンやテーブルクロスにもなります。
せっかく選んだいいものを使いこなせるよう、色々な使い方を試しつつ楽しんで愛用していきたいです。
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